無限友・永遠&桜 Episode 1 第5話「紅永遠」

 

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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 また、科学的な解釈や表現も物語に合わせるために架空の内容が含まれています。

無限友・永遠&桜 Episode 1 序章 第5話 : 2021年10月8日18:05 「紅永遠」

第5話「紅永遠」のタイトル画像

 

漫画風紙芝居のミリタリーSF戦記物語「無限友 Episode 1 序章」第5話です。

 

(全10コマ)

 

※吹き出しの青字は米語で、黒字は日本語で話しているセリフです。

 

【1/10】2021年10月8日18:05 霞ヶ浦飛行場
霞ヶ浦駐屯地の飛行場で荒勝一佐は第1空挺団本部からの先遣隊の到着を待って居た。

第1空挺団先遣偵察隊が霞ヶ浦飛行場に到着

先遣隊の隊員達は、時間のかかる陸路でのLAV移動よりもCH-47JA チヌークに搭乗してやって来た。

 

※陸路だと千葉県船橋市の習志野駐屯地-茨城県土浦市の霞ヶ浦駐屯地間は1.5時間から2時間くらい掛かります。

 

【2/10】霞ヶ浦湖畔
LAV(軽装甲機動車)に乗った荒勝一佐は不時着したと思われる航空機に搭乗員がいた可能性があるため、土浦駐屯地付近の霞ヶ浦湖畔を捜索した。

荒勝一佐が霞ヶ浦湖畔の水しぶきを発見

荒勝一佐は霞ヶ浦湖の不自然な水しぶきを発見した。

 

【3/10】
LAVが不自然な水しぶきの行先を追跡しながら走行したところ、霞ヶ浦の岸に辿り着いた搭乗員らしき人影を発見した。
荒勝達がLAVを降りて近づいてみると、そこには泳ぎ疲れた6名の女性達を発見した。

第1空挺団先遣偵察隊が未来人達を保護

夜なのにサングラスをしている女は、日本の自衛隊であることがその姿から分かり戸惑った。
一方で、右上の2人は日本に着いたことを知っていたようであった。。。
サングラスの女は日本語を思い出して「(自分達は)国連の特殊部隊」だと名乗った。

 

※特殊部隊の士官(将校)は、他国に潜入する作戦では国籍がバレないように、例えば米国軍人であればドイツ語やフランス語などの他国語で流暢に作戦会議ができる位の語学力を身につけているとされています。また、作戦地域の住民との意思疎通ができるようにたまたま日本語が話せてもおかしなことではありません。

 

【4/10】
荒勝一佐は直ちにLAVの無線で第1空挺団の団長に搭乗員発見の報告を行った。

荒勝一佐の第1空挺団長への報告

 

【5/10】2021年10月8日18:45 霞ヶ浦航空学校内第1空挺団即応航空支援隊休憩室
※ここから吹き出しの青字は米語で、黒字は日本語で話しているセリフになります。

 

発見された6名の搭乗員達は霞ヶ浦駐屯地に保護された。
荒勝一佐は保護した搭乗員達に健康上の問題がなさそうであったため、早速事情聴取を始めた。

未来人のアンチ・エイリアン・特殊部隊

それぞれが話す言葉は米語(英語)と日本語が入り乱れるため、紅永遠(クレナイ トワ)が通訳を買って出た。

 

【6/10】

未来人の取り調べが始まる

このファルファ大尉をリーダーとする国連軍特殊部隊は米国陸軍と空軍で編成されているようであった。

 

【7/10】
荒勝一佐は拳銃のフォルスターに銃が収まっていないことを疑問に思い質問した。

アンチ・エイリアン・特殊部隊の取り調べ

荒勝は彼女達がどこかに拳銃を隠したか捨てたことを危惧していた。

 

【8/10】

アンチ・エイリアン・特殊部隊の所持品を確認

ファルファ大尉は、他国の自衛官を信用しようとはせず、持っていた銃については嘘をついた。。。

 

【9/10】
6人の中で唯一民間人であった日本国籍の紅永遠が自己紹介を始めた。

未来人・紅永遠の身分説明

紅永遠は、ここが2120年ではなく2021年であることを確信していた。
さらに、陸上自衛官の風吹桜に会いたいと申し出た。

 

【10/10】

第1空挺団荒勝一佐が抱いた疑問

一応の事情聴取を終えた荒勝一佐は事の次第と話の内容がが突拍子もないことでなかなか理解ができなかった。。。

 

 

第5話の解説はこのページの下にあります。

 

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無限友・永遠&桜 Episode 1 序章 第5話の解説

陸上自衛隊の服装と階級章について

このSF戦記物語では、荒勝一等陸佐や長尾一等陸曹など第一空挺団の自衛官は戦闘服の上に最初から戦闘防弾チョッキを着用させています。

 

自衛隊ではこの他に防弾チョッキ2型と防弾チョッキ3型があります。

 

荒勝一佐の戦闘防弾チョッキ

 

戦闘服には、左胸に職務や技能・資格を示めす空挺徽章やレンジャー徽章などの布製の徽章、右胸に所属部隊の略称と苗字の布製名札を貼っています。

 

荒勝一佐は、レンジャー徽章と自由降下徽章を付けています。

 

で、布製の階級章は幹部と陸曹は作業服(戦闘服)の左右の襟に、陸士は両袖に貼っています。

 

防弾チョッキの階級章の貼り付け位置は特に定められていないようですが、胸の中央に貼り付けている方が居るそうです。

 

この架空戦記物語では幹部と陸曹さんの防弾チョッキの左右の襟に階級章を付けることにしました・・・。

 

荒勝一佐の階級章の位置

 

自衛官の服装についてご興味のある方は、防衛省から陸海空の自衛官の制服、階級章について資料が出ていますのでご覧ください。

 

徽章関連も載っていますよ。

 

「[PDF]自衛官の制服、階級章 - 防衛省」
www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2016/pdf/28knmt03.pdf
※SSL化されていないので、URLのリンクは貼りませんでした。

 

CH-47JA チヌークについて

1コマ目に2機の大型輸送ヘリコプター CH-47JA チヌークがシルエットで登場しています。

 

回転翼(ローター)が前後に付いています。この形式をタンデムローターと言います。

 

陸上自衛隊のCH-47JA
陸上自衛隊のCH-47JA
出典元:陸上自衛隊HPフォトギャラリー

 

1/72スケールの模型を持っていますが、存在感があります。。。

 

前側は左回り、後ろ側は右回りにしてあり、前後のローターを逆回りにすることでローターの回転トルクを打ち消しています。

 

よって、通常のヘリのような縦に回すテールローターはありません。

 

また、前側のローターは後ろ側のローターよりも低い位置に取り付けられて回転しています。

 

さらに、前後の回転翼がぶつからないようにギアで前後3枚ずつの回転翼の回転を同調させているそうです。

 

このヘリコプターも歴史は古く、1960年代半ばに米軍がベトナム戦争に投入しています。

 

その後、エンジンなどの改良や西側諸国での導入により様々な派生型が存在しています。

 

西側諸国での軍用の大型輸送ヘリコプターは、CH47以降に新型は出ていないようです。

 

かなり信頼性の高い機体なのですね。

 

自衛隊では、陸上自衛隊が CH-47JA を、航空自衛隊が CH-47J を採用して川崎重工でライセンス生産されました。

 

航空自衛隊のCH-47J
航空自衛隊のCH-47J
出典元:航空自衛隊HP主要装備CH-47J(www.mod.go.jp/asdf/equipment/yusouki/CH-47J/)より引用

 

CH-47JAは積載量約10t強、搭乗人員数3名と輸送人員55名、頼もしい輸送能力です。

 

偵察用のオートバイはキャビンの中に格納、また小型の車両などを吊り下げることもできます。

 

日本の災害派遣では、人命救助や孤立した地域への物資輸送などで大活躍していますね!

 

ありがたい装備です!!

 

量子コンピューターについて

一説では今世紀の半ば頃に実用化とか囁かれている次世代のコンピューターです。

 

何が次世代なのかと言うと、めちゃくちゃに演算スピードが速いのです。

 

電子計算機として世に出た8ビットコンピューターが現在の64ビットになったとか、CPUのクロック周波数が格段に多くなったとか、スーパーコンピューターの演算スピードが世界一、、、とかのレベルではないのですよ!!

 

全くの別世界のようなコンピューターです。

 

現在のスーパーコンピューターでも何年かかかかる演算を、量子コンピューターは数秒で演算してしまうとかの可能性があるという話しです。(比較がチョット大げさですが・・・)

 

数年前に、カナダのD-wave社で実用化が成功したとか!?・・・Googleも購入して研究中とか!?

 

日本では最近(2017年)にNTTがクラウドでの利用を検討しているとか…

 

紅永遠は量子コンピューターのエンジニア

 

原理は、、、

 

現在のコンピューターは、0と1の二進数の処理(電気信号)で成り立っているのはご存知だと思います。

 

現在までの進化を遂げたのは、中央集積回路の小型化が進んだからです。

 

でも、その小型化はそろそろ限界に近づいているそうです。

 

小型化で実用されている身近な例では携帯電話やスマホなんかがありますが、実は次にお話しする量子論が一部応用されて心臓部分の電子部品が作られています。

 

段々と半導体などの電子部品が小型化してくると、例えば電子1個の挙動とか・・・光は粒子性と波動性の双方を持っているとか・・・超ミクロの物理現象(性質)が問題となってきます。

 

そこで、量子力学なる学問が発展してきました。

 

現在の演算処理では一回に0か1のどちらかしか処理できません。

 

これを1ビットと言いますよね。。。

 

しかし、量子論(量子力学)を応用すると一回の処理で多数の処理が可能となってきます。。。???

 

何故???ということなのですが、「量子力学では0と1が重ね合わされて、観測によってある確率で値(ある状態)を持つことが有る。」というのが基本的な考え方です。

 

ますます分からなくなったかもしれませんね・・・量子力学の「スピン」とかを知っていると理解しやすくなると思いますが・・・

 

平たく言うと、「0や1が沢山重ね合った状態を沢山作り出すことによって、いっぺんに沢山の値(状態)を取り出して処理できる」と言うことになります。

 

ひとつの重なり合った状態を「1量子ビット」と言います。

 

これは「量子のもつれ」とか言われる現象で、「重なり合った状態」を沢山作るのは「量子ゲート」と言うものを並列化して指数関数的な増加量で増やすことができるという予測が立てられています。

 

※説明は少し大雑把かもしれませんが、、、

 

ついでに「量子のもつれ」は量子テレポーテーションと言う、離れた場所に量子的な情報(1量子ビット)を一瞬にして伝達できるという性質もあります。

 

これは、情報のテレポートティションですよ!!

 

光の速度より早い???

 

逆に、スーパーデンス・コーディングというのがあり、量子もつれと1量子ビットの通信を利用することで2ビットの古典情報を離れた場所に転送することも有りとか・・・

 

で、私的にうーーーんと拡大解釈すると、量子的情報を離れた場所にテレポートさせることで、物を一瞬のうちに瞬間移動させることが可能になるのでは・・・

 

一説にはNASAがテレポーテーションの研究を進めているとか!?

 

量子論では、死後の世界を語っている学者さんも居ます。

 

とても重要な学問ですが、不思議さも多々あります。

 

そのひとつが「二重スリット実験」です。。。ご興味がありましたらお調べください。

 

他にもいろいろと面白い実験がありますよ。

 

くれぐれも理屈を考えすぎて、頭がおかしくならないで下さい。。。(笑)

 

で、このSF戦記物語「無限友」も量子論的発想を拡大解釈してストーリー設定しています(笑)

 

「量子論」はまた出てきますので、そのときにまた・・・

 

 

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