無限友・永遠&桜 Episode 2 第33話「制空権を取り戻せ!」

 

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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 また、科学的な解釈や表現も物語に合わせるために架空の内容が含まれています。

無限友・永遠&桜 Episode 2 第33話「制空権を取り戻せ!」

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漫画風紙芝居のミリタリーSF戦記物語「無限友 Episode 2 未来と過去」第33話です。

 

(全30コマ)

 

※吹き出しの青字は米語で、黒字は日本語で話しているセリフです。

 

米国は今回のネバダ州を中心としたクローン人間攻撃により甚大な損害を受けた。

 

ホワイトハウスとペンタゴンでは米国内の安全保障問題ではなく地球規模のテロ攻撃と捉え、①G7各国からの軍事的支援を受ける意見と②この戦いで得られる異星人の卓越した科学技術を米国が独占するべきとの意見が対立した。

 

議論の末、ホワイトハウスでは将来的な国際戦略を鑑みて後者が自国に利益があると判断した。

 

今後の方針としては数が限られていると思われる敵戦力を自力で弱体化させ、機を見て停戦または和平交渉を行うものとした。

 

一方、クローン人間の飛翔物はレーダーに映らず光学迷彩で見えない問題があったが、飛行する際に地磁気に揺らぎが生じることが分かった。

 

そこで、米国宇宙軍と海軍は共同でMADブーム(磁気探知装置)を搭載した「無人偵察機:MQ-4C トライトン」、「成層圏無人飛行船」を北アメリカ大陸上空に常時展開し異星人の飛行物体の早期警戒体制の構築を急いだ。

 

しかしながら対空戦では、ネバダ州空域の制空権は異星人側にあり、米軍の近代装備では対空ミサイルは充実しているものの自走対空砲などの兵器を撤廃していたため敵機を可視化する「鉄粉入り食紅弾」の運用に機動力を欠いていた。

 

そこで、ペンタゴンは日本の陸自87式自走高射機関砲に目を付け、米国政府から日本政府に対して米軍にはない機動戦力として87式自走高射機関砲の派遣を要請した。

 

>日本政府は米国政府の要請に対して憲法上、87式自走高射機関砲の派遣はできないと難色を示した。

 

これに対してホワイトハウスは同盟国である日本側に経済的な引き締めをちらつかせながら、日本国憲法はあくまで国内法であり国際法(国連憲章)が優先されることを根拠に日本側へ集団的自衛権の行使、さらに資金の拠出を強く求めた。

 

日本は2021年の事件との関わりもあり、①国連安保理での対テロ国連軍立ち上げおよび②米海軍第7艦隊空母での日本海防衛を交換条件に、87式自走高射機関砲と部隊護衛のための16式機動戦闘車を中心とした陸上自衛隊派遣部隊、さらに海上自衛隊の磁気探知システムを装備したP-1哨戒機を米国に超法規的措置として派遣することを閣議決定した。

 

米国は日本側の意向に沿い、中露に対して国連軍の名目に反対するようであればテロ支援国家との認定、制裁と、中国牽制のクワッドの更なる強化・拡大を進めるとの脅しをかけ、強引に国連軍の立ち上げを認めさせた。

 

陸上自衛隊派遣部隊は航空自衛隊の大型輸送機C-2と米空軍の大型輸送機C-17でネバダ州リノ空軍輸送機基地に派遣が決定された。

 

【1/30】2022年2月19日10:00 ネバダ州金鉱跡の作戦指令室
山本一尉からガーディアン破壊の一報が米国宇宙軍ゴースト部隊の作戦指令室に入った。

 ヘルツ将軍と荒勝陸将補にガーディアン破壊の一報。

後に未来人であるマーサ一等軍曹は名誉市民権を得て米国軍人として二階級特進し名誉勲章が大統領から授与された。

 

【2/30】
荒勝陸将補と吉野桜子一等陸曹はリノ輸送機基地に到着する自衛隊と合流することになった。

ヘルツ将軍と握手する荒勝陸将補。

 

【3/30】

オスプレイを見送る紅永遠とクローン人間・茶々。

荒勝陸将補と吉野桜子一等陸曹はリノ基地に向かって飛び立っていった。

 

【4/30】クローン人間の秘密基地
一方で、クローン人間の秘密基地ではクローン人間・カグヤは台与から損害の報告を受けていた。

クローン人間・台与からカグヤに損害の報告。

 

【5/30】

クローン人間・ガグヤから台与に新たな作戦命令。

カグヤはガーディアンと共に消え去ったヒミコについては全く言及しなかった…。

 

【6/30】タホ湖南のR50
タホ湖で捕らえたトヨ型クローン人間はアメリカ国防情報局に引き渡されサンフランシスコを目指してM-1117装甲警備車に護衛されながらL-ATV(装輪式多目的軍用車両)で護送されていた。

プラズマ弾攻撃を受けるM-1117装甲警備車とL-ATVの屋根に敵地上兵が降下。

突然、M-1117は上空からのプラズマ弾攻撃により破壊された。
と同時に、L-ATVの屋根に敵地上兵が降下して来た。

 

【7/30】
トヨ型クローン人間は敵にあっさりと救出されてしまった。

救出されるトヨ型クローン人間。

 

【8/30】2022年2月19日17:40 リノ空軍輸送機基地
リノ空軍輸送機基地では陸上自衛隊の派遣隊が次々と到着していた。

リノ空軍輸送機基地に次々と到着する陸上自衛隊87式自走高射機関砲と16式機動戦闘車、82式指揮通信車。

陸上自衛隊の派遣隊の編制は次のようであった。
・87式自走高射機関砲…8両
・16式機動戦闘車…8両
・82式指揮通信車…1両
・軽装甲機動車LAV…6両
・73式大型トラック(弾薬等運搬)…4台
・高速標的機 CHUKAR-III…4機
・75式ドーザ(施設科)…2両
・小型ショベルドーザ(施設科)…2両
・ロードローラー(施設科)…1両
・1トン半救急車(衛生科)…1台
・野外炊具1号(改)…1台
・73式中型トラック(汎用)…2台

 

・特殊作戦群(警備)…50名

 

【9/30】リノ基地に敷設した陸上自衛隊指揮所天幕(テント)内
陸自指揮所では荒勝陸将補が直々に作戦の詳細を説明していた。

荒勝陸将補が直々に作戦の詳細を説明。

 

【10/30】リノ基地誘導路
指揮所での作戦伝達の後、夜間にも関わらず87式自走高射機関砲8両による誘導路周回訓練が開始された。
87式自走高射機関砲の履帯にはスリップ防止と舗装面を痛めないようにゴムパッドが塡められた。

87式自走高射機関砲の訓練開始。

 

【11/30】2022年2月20日06:00 ネバダ州金鉱跡の作戦指令室
翌日日の出前、金鉱跡の作戦指令室にヘルツ将軍が早々と入って来た。

作戦指令室来たヘルツ将軍とソフィア中尉。

 

【12/30】
アメリカ太平洋時間06:15、米宇宙軍の成層圏飛行船がアラスカ州北部での磁気異常を検出した。

アラスカ州北部で磁気異常を検出。

 

※ダークエネルギー(真空のエネルギー)は反重力(負の圧力)の一例として考えられている負のエネルギー。

 

【13/30】サンフランシスコ沖
前回の戦闘で破損した2機のType-2022戦闘機は突貫作業で機体の修理が完了していた。
ハウル少佐、風吹桜二尉とロミー大尉、ジェナ中尉各チームが搭乗したType-2022戦闘機が強襲揚陸艦ワスプから要撃するため発艦した。

Type-2022戦闘機が強襲揚陸艦ワスプから要撃するため発艦。

 

※5万フィート=15,240メートル。
※ズーム上昇: 飛行機が一時的に機体本来の上昇限度を越えた高度まで上昇するためのマニューバー。

 

【14/30】カリフォルニア州エドワーズ空軍基地
カリフォルニア州エドワーズ空軍基地からはF22ラプター8機が要撃に出撃した。

エドワーズ空軍基地からF22ラプター8機が要撃に出撃。

TYpe2022とF22戦闘機は空中機動性を活かすため、機体内部のウェポンベイ(兵器庫)だけにAIM-120ミサイル(2発)を搭載した出撃であった。
この直後、エドワーズ空軍基地から16機のF35A戦闘機がバックアップで離陸し上空待機した。

 

※エドワーズ空軍基地はモハーヴェ砂漠のロジャース乾湖(ミューロック乾湖)にある航空機の開発、研究、テスト飛行の基地。

 

【15/30】

ズーム上昇しているType-2022戦闘機。

そのとき、ガーディアンの周囲にワームホールが現れ始めた。

 

※マッハ3.2=約3,920km/h(20℃)。
※8万フィート=24,384メートル。
※620マイル=997.793キロメートル。

 

【16/30】オレゴン州上空

Type-2022戦闘機のハウル少佐と風吹桜二尉。

※8万フィート=19,812メートル。
※150マイル=241.402キロメートル。
※アブレスト: 2機以上の機が横一列に並んだ編隊。

 

【17/30】

Type-2022戦闘機の風吹桜二尉。

 

※6万フィート=18,288メートル。
※120マイル=193.121キロメートル。
※AIM-120改マーカーミサイル: この作戦用の架空の鉄粉入り食紅マーカーミサイル(GPSの座標で誘導)。

 

【18/30】

Type-2020戦闘機の正面。

 

【19/30】
横一列で10機編隊を組んだType2022とF22戦闘機から鉄粉入り食紅マーカーミサイルが合計20発発射された。

Type2022とF22戦闘機から鉄粉入り食紅マーカーミサイルが発射。

 

【20/30】一方、クローン人間の戦闘機内では…。

クローン人間の戦闘機内。

パイロットのトヨ型クローン人間は位置を知られるリスクを危惧して戦闘機のステルス性と光学迷彩を優先する判断をした。

 

【21/30】
風吹桜は、、、。

Type-2022戦闘機内の風吹桜二尉。

 

【22/30】
風吹桜の指示でマーカーミサイルが一斉に爆破された。
この鉄粉入り食紅マーカーミサイルは日本の打ち上げ花火職人の技術が取り入れられて作られていた。

鉄粉入り食紅マーカーミサイルが一斉に爆破。

クローン人間の戦闘機4機は鉄粉入り食紅をもろに浴びてしまった…。

 

【23/30】

クローン人間の戦闘機内。

クローン人間の戦闘機はレーザー砲に鉄粉が付着したためレーザーを発射出来なくなってしまった。

 

※コチニール: コチニール色素…カメムシ目カイガラムシ上科の生物が作り出す色素。天然色素として食品添加物に認められた食紅の一種。

 

【24/30】

喜ぶType-2022戦闘機内の風吹桜二尉。

マーカーミサイルの成功により可視化と敵機のロックオンが可能になった。

 

【25/30】
すかさず、F22とType-2022戦闘機から各機4発のAIM-120対空ミサイルが発射された。

AIM-120を発射するF22ラプター。

 

【26/30】

Type-2022戦闘機のハウル少佐と風吹桜二尉。

 

【27/30】

ヒミコは、クローン人間放出を中止させてまた寝込む。

これでもか!!というミサイルの数にクローン人間の戦闘機は防御が不可能な状況に陥ってしまった。

 

【28/30】

クローン人間の戦闘機が撃墜される。

地球上に4機しか残っていなかったクローン人間の戦闘機は全滅した…。

 

【29/30】

Type-2022戦闘機のハウル少佐と風吹桜二尉。

ハウルとほぼ同じ危機察知能力を持つジェナもクローン人間の戦闘機が壊滅したことを感じた。

 

【30/30】2022年2月20日06:25 ユタ州とネバダ州の州境上空
少し時間を戻したユタ州とネバダ州の州境上空では、警戒飛行中の磁気探知システムを装備した海上自衛隊P-1 哨戒機がロッキー山脈を西に横断する敵輸送機による地磁気の乱れを観測していた。

ヒミコは、クローン人間放出を中止させてまた寝込む。

米空軍E-3 セントリー早期警戒管制機から全軍に警戒警報が発せられた。

 

※JMSDF: 海上自衛隊(Japan Maritime Self-Defense Force)の略称。

 

 

 

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各話

無限友・永遠&桜 Episode 2 未来と過去のキャラ紹介
第1話「別時空から来た未来人達」
第2話「謎の金属塊とブラックナイト衛星」
第3話「未来人の脱走・光学迷彩服」
第4話「追跡・自衛隊出動」
第5話「不穏な動き・自衛隊の応戦」
第6話「クローン人間の気配」
第7話「クローン人間・茶々とヒミコへの指示」
第8話「茶々とヒミコのミトコンドリアパワー」
第9話「自衛官・風吹桜と吉野桜子が頼り?」
第10話「人類の安全保障」
第11話「運命と宿命」
第12話「パラレルワールドでの未来」
第13話「2022年・宇宙軍の幕開け」
第14話「D51基地奇襲される・風吹桜の覚醒」
第15話「自衛隊、未来人の攻撃ヘリを死守せよ!」
第16話「異星人の地上兵と工兵の運命」
第17話「未来人・紅永遠の安否」
第18話「紅永遠のDNAとハウルのY染色体」
第19話「合衆国宇宙軍と航空宇宙自衛隊」
第20話「紅永遠の新型戦闘機・暗殺命令の実行」
第21話「クローン人間茶々・CIAジュリア」
第22話「繰り返されるパラレルワールドの事件」
第23話「クローン人間・茶々からの情報」
第24話「異星人のブラックナイトとガーディアン」
第25話「本当の戦はこれからだ!」
第26話「ネバダ州、カリフォルニア州での戦い・その1」
第27話「ネバダ州、カリフォルニア州での戦い・その2-タホ湖空中戦」
第28話「ネバダ州、カリフォルニア州での戦い・その3-司令部放棄」
第29話「ネバダ州、カリフォルニア州での戦い・その4-タホ湖」
第30話「CIA・ジュリアとクローン人間・ヒミコ」
第31話「ガーディアン攻略・その1」
第32話「ガーディアン攻略・その2」
第34話「陸上自衛隊87AWと16MCVの参戦」
第35話「第10代カグヤとハウルの秘密」
第36話「CIAジュリアの陰謀」